TA

id:buyobuyo さんのブックマークコメントでの指摘。

buyobuyo どうかな ペル奨学金がカバーしている学生の割合だけで、支給率が日本の「奨学金」全体と匹敵する点や、生活できる水準の給与が支払われるTA制度の存在などを無視してはいかんと思う。

「適用枠の話を置いておくと」と書いてありますよね。学生単位のミクロな話をしているのに・・・
あと、TA(Teaching Assistant)は月 $1,000 以上あるのが普通なのでそれはその通りなんだけど、あれは普通、大学院生(graduate student)に適用されるものでは。一応、学部生(undergraduate student)向け TA もあるようだけど、どれほどのものか。ちなみに NYU の Ph.D Course になると RA(Research Assistant) で $2,000 以上もらっている人もいるが、当然、成果が要求される。
まぁ、保障の枠が大きいのは確かなんだけど、個人単位で見た場合に低所得者層がアルバイトもしないで安心して学業に専念できるかといえば、一概にそうともいえなさそうな気がするなぁと。多少の借金を厭わなければそんなことはないかもしれないけど、それだと日本といっしょだ。細かい就学補助まで見ればそうでもないのかな。
そのへんを抜きにしても、U.S. では優秀な大学院生ならTA/RAで結構なサラリーがあるので、それは日本から見ると羨ましい限りではある。まぁ、日本でも少しづつ変化があるようで、うちの大学はグローバル COE に通ったとかで博士課程の学生は一律月20万円の給与が出るとかなんとか。

追記

だから、日本はいまのままでいいんだ、なんていうつもりは毛頭ない。念のため。