U.S. の就学補助制度

捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ! - 2007-08-29 に関して。
U.S. についてもう少し調べてみた。

Federal Pell Grants

低所得者向けの就学補助。給与なので返済の必要なし。ただし、最大で年間 $4,310 と比較的額が低く*1、自宅外通学の学生にとって十分とは言いがたい。(たとえば SUNY は典型的な費用例として生活費 $8,790 としている*2 )

Stafford Loans

大学以上の学生向け学資ローン。学部生の場合、年額 $3,500 - $5,500 (親がローンを借りる資格が無い場合は $7,500 - $46,000)。
年利は 6.8% と決して低くない(U.S. の一般的なローンよりは低い)。ちなみに日本学生支援機構の第2種奨学金は上限 3% 、現在は 1.5% ほど。

Federal Perkins Loans

Stafford Loans と同じく大学以上の学生向けローン。学部生は年間 $4,000、トータルで $20,000 まで。こちらは 年利 5%。

うーん。適用枠の話を置いておくと、日本と比べて格別優れているわけではないように思える。いや、Pell Grants が給与なだけ日本よりはいいけど、ローンの年利が 5 - 6.8% な点が。
まぁ、実際にはこれに加えて寄付ベースの奨学金があるはずだから、また状況は違うんだろうけど。

ちなみに、NYU なんかでは Class の Registration 毎にお金を取られたりする。日本で同じような仕組みのところはあるかな。

*1:順次引き上げ予定で 2012 年には最大 $5,400 になる予定

*2:http://www.suny.edu/Student/paying_tuition.cfm