高速増殖炉の解説が良く分からない件
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ブックマークしている人たちの大部分は理解されたようですが、よくわかりませんでした。そもそも、大学の物理とか忘却の彼方です。
核分裂の速度が速いので、一瞬のうちに制御が不可能になってしまいます。また核燃料の配置の密度も高いため、少しの変形で暴走しやすいです。また中性子の速度も速いため、制御棒によっての制御の効きも遅いです。
ぬぅ、むずい。
物理屋さんからすると常識なんでしょうか?
これもナトリウムを使うことが理由で、建物の構造が非常にもろくなってしまっています。特に地震には非常に弱いです。さらにもんじゅの場合は、活断層の上に建物が乗っています。
熱交換にナトリウムを使うと建造物の構造がもろくなるの?論理が飛躍しすぎていて良く分からないので、元ネタを参照。
高速増殖炉は、構造的にもさまざまな無理があり、特に地震に弱いという致命的な欠陥を持っています。
- 軽水炉の冷却水の温度は約300度ほどで運転されますが、高速増殖炉の冷却材=ナトリウムは500度以上の高温で運転されます。
- このため材料の腐食や熱による変形、温度変化による衝撃など、さまざまな無理が起こります。
- 主な材料に使われるステンレスは熱膨張が大きいので、その影響を避けるために、
- パイプをわざとグニャグニャ複雑に曲げ、軽水炉の10倍以上も長くする。
- パイプや機器類をきっちり固定しないで動くように取り付ける。
- パイプや機器類の材料は、太く薄くする。
- などの無理をしなければなりません。
- こういう特徴から、当然地震に合うと激しく揺れ動き破壊される危険が大きいのです。
- 起こるかどうかわからない地震には目をつぶらなければ高速増殖炉は造れなかったのです。
- もし、大地震が起こったら・・・あきらめてもらいます。それが高速増殖炉です。
ふむ。
- 高温のナトリウムを熱交換に使う
- このため、パイプは長く、薄く、固定されていない状態
- よって、地震で破壊される恐れがある
ということであろうか。建物関係ないな。しかし、多少の膨張であれば、パイプの固定くらい出来そうだがなぁ。
Wikipedia によると、火力発電所の蒸気は600度程度とのことなので、それが正しいとするなら、なんだか胡散臭い話ではある気もする。