シンクロニシティと100匹目の猿と鈴木光司

シンクロニシティで思い出したことが1つ。鈴木光司の「なぜ勉強するのか」という新書があってこれを半年ぐらい前に読んだ。
で、その中の一部で「各種言語なんて乱暴に言ってしまえば、単語が違いと単語の並べ方の違いでしかない。」といい、「百匹目の猿」を引き合いに出して「人類はシンクロニシティで同時多発的に言語が発生したのでは」というトンデモをかましてたりします。
もう、最初の前提からしてもう少し言語学を勉強しろよ、と思うし「百匹目の猿」にいたっては作者が捏造を認めている疑似科学の一種だ。
同じ本で、メディアリテラシーについて言及してたりもするんだけど、書いている本人が疑似科学にだまされているあたりはなかなか味わい深い。