略語 #2

うーん、そういう話でなくて。
多義性があろうとなかろうと、コンテキストを鑑みた上で混乱の恐れがなければいいと思う、好きではないけど。
例えば、「ワンセグ」。あれはひどい略語だとは思うけど、日常生活の中でワンセグって言ったら携帯端末向けのワンセグメント部分受信サービスのことでしょ、普通は。はぶさんが挙げている例で言えば、ミキサーもコンテキストを考えればまぁ大抵は混乱しない。でも、音楽レコーディングをする人が普段の仕事の感覚で、前置き無しにミキサーっていったってそりゃ、普通の人には通じないでしょう。
もう一つ例。自然言語処理の世界では IE というと Information Extraction を指すことが多いし、割合それで通じる。けど、専門外の人間にいきなり「これから我々の IE のデモをします」というと、まぁ、絶対混乱させる。
例え話であれだけどそういう話。SSH/TSS の例で言えば、どちらかというと多義性がどうこうより、略語の認知度のずれが原因かもとは思うけど。
まぁ、略語だとか多義性がどうとかより、コンテキストと対象のバックグランドとふまえた上で、通じるように言葉を選ぼう、特に近いドメインの既存の単語と表記が一緒なら混乱する可能性が高くなるよ、と。