Plaggerの利便性とオープンソース開発の動機

真面目な話として書くならばPlaggerでなければ出来ない事を心がけると良いんじゃないだろうか。

ある処理が、簡単にできるようになるのならそれだけで十分意味があると思うが*1
まぁ、Plagger ってプラグインを組み合わせるためのプラットフォームに過ぎないので、何でもできるっていやあ何でもできるし、何にもできないといえば何にもできない。要するにプラグインの組み合わせ次第な訳だが、その組み合わせが簡単にできて拡張性が高いところに Plagger の価値があるんじゃなかろうか。

あと、オープンソースの話。

で、もう一つ大切な視点として「暇だから作る」というのでは良いモノは作れないとDisっておきたい。

どうせ作るなら「それでメシを食う、金を稼ぐ」システム開発を目指すべきなんじゃないだろうか。

そんな動機で作られたオープンソースソフトウェアってほとんどないと思うけど。少なくとも Plagger は「暇つぶし」ではないと思うし。普通はみんな「自分が使いたいから作る」んじゃないかな。Plagger 本体や Plagger の各種プラグインもたいていそうだ。
ということで、OSSの開発でいちいち金のことを考える必然性はないし、そういうことを考えていたら多分 Perl 5.8 の Unicode サポートはまだ完成していないじゃないかな。大体、良い(便利な)OSSを作ったからといって、それで稼げるかはまた別の話だ。

日本には「食えるオープンソース」を支えていくだけの土壌がまだまだ無い、と思う。

無償で提供するモノで食っていこうとする姿勢に対して冷笑的な視線が浴びせかけられてくる事も知っている。

だから凄く苦労もするだろうし、本当に大変な事だとも思う。

だけど、真面目に「メシの食えるオープンソース」を開発したい、と思っている人がいたら、私はこの身をなげうってでも、それを応援していきたい。

オープンソースだろうとなんだろうと、それで稼げるビジネスモデルを構築しないと食べていけないのは当然だろう。応援というならせいぜい OSS を誤解している人の誤解を解くくらいだろうか。

*1:まぁ、そのメリットにしては Perl Hacker ではない人には依存する CPAN モジュールのインストールの敷居が高すぎるが